これは一人の町医者の自省録である。

マルクス・アウレリウスのように、二千年の風雪に耐えうる高尚なものではない。ただ、目の前の患者と向き合い、自分の身体と向き合いながら考えてきたことを、記録として残してみようと思った。

何かを教えたいわけではない。
誰かを導きたいわけでもない。

日々の診療や生活の中で浮かんでは消えていく考えを、そのまま置いてみるだけである。整理されていない部分も多いし、これから変わることもあるだろう。

自分をできるだけ俯瞰し、感情や思い込みから少し距離をとりながら、その時点での考えを見つめてみたい。それがどこまで客観的でいられるかは分からないが、その試み自体を記録として残してみる。